淡麗女子のインターネット起業

「道」という哲学

最近起業女子の間で流行っている
「お茶会」なるものを私も体験しようと思いまして。
 
カフェでだべってくるお茶会なんてナンパなことはしてらんねぇぜと、
硬派な茶道なるものを体験w
お抹茶をいただいてきました。
 
  
茶道というのは、お茶を楽しむだけでなく、
生きていく上での目的・考え方、宗教、
そして茶道具や茶室に飾る美術品など、
すべてを融合させて、精神文化にまで高めたもの。
 
というのは、受け売りなんだけど、  
「茶の湯」を「茶道」に昇華させた千利休は、
茶道の心得を、「四規七則〔しきしちそく〕」と説いたそう。
 
【四規】:和敬清寂の精神
和…お互い仲良くすること。
敬…お互い敬いあうこと。
清…見た目だけでなく心の清らかさのこと。
寂…どんな時にも動じない心のこと。
 
【七則】:他人に接するときの7つの心構え
 茶は服のよきように点て、
 炭は湯に沸くように置き、
 冬は暖に夏は涼しく、
 花は野の花のように生け、
 刻限は早めに、
 降らずとも雨の用意、
 相客に心せよ
 
 
心をこめ、本質を見極め、季節感を大切にし、
いのちを尊び、ゆとりをもち、やわらかい心を持ち、たがいに尊重しあう・・・
 
これって、ビジネスにも言えることだよね。
特に、「ゆとりをもつ」というのは、
仕事は 6割でしろといつも口うるさい、
とある社長を思い出してしまった。
 
6割でしていないと、大事なことに気付けなかったり、できなかったりするんだって。
確かに、サラリーマン時代とか、 10割仕事に力を費やしたら、
力尽きて休みの日は死んだように眠ってしまうこともあったな。
 
 
という話は置いといて、
日本には、茶道、華道、書道、武道などなど、「道」を解くものが多い。
 
 
なんて思ったのも、書道家の祖父から最後にもらった書が「道」だったのね。
私をイメージしたら、一番伝えたいコトバがそれだったとか。
当時、私は学生だったと思うけど。
 
祖父は元海軍で潜水艦に乗ってたせいか、やたらと厳しくて我慢強くて。
でも、年老いてからは、お墓参りにやたらと行き出したり、
墨画を書きだしたりして、精神の拠り所を求めていたんじゃないかなと、今は思う。
 
 
私の家は、「女が学を付けるもんじゃない」的な家だったんだけど、
祖父だけは、やりたいことがあるならとことんやれ、知識をつけろ、
金を儲けろ、自分の発言に力をつけるためには資格をとれ。
そんな感じの人だった。
きっと自分に学歴がなかったのがコンプレクスだったのかもしれない。
 
 
祖父が入院するまでの晩年、祖父の話を一番聞いたのは、
私なんじゃないかと思うけど、
最後の方は、戦争の話ばかり。
人を殺したり殺されたりするのを見る体験って、
拭い去れないんだと思う。
よく夢にも見るみたいだったし。
 
 
そんな祖父がくれた「道」って何かなって思ったときに、
本質を見極めるってことなんだなと、
最近やっと腑に落ちたという話を、こんなに長々と書いてしまった。
 
 
本質を見極めるって、ビジネスにとっても生きる上でも大切。
そして難しい。
なぜなら、本質を見極めるのに必要な、俯瞰的、大局的視点。
その視点を得るには、経験と貪欲に学び続ける、
愚直に考え続けるという姿勢を崩せない。
 
それも、ある特定の分野の知識だけではなくね。
 
私はそれを意識しているつもりで、
それが、それぞれの仕事にも活かされてると思う。
 
他方、どんな分野にも器用に対応できてしまうという、
弱みである強みも同時に抱えてるわけで。
 
でも、総合力って大切と思う。
インターネット起業の方法をレクチャーしたりするから、
パソコンに詳しい人みたいに見られるけど、
プログラムを組めるほどデジタルに強いわけじゃない。
 
ただ、かんたんな HTMLが読めたり、
少し CSSがいじれたり、いろんなデジタルツールを見てきたりした。
 
だから、これにはこのくらいの時間とお金をかけたらできるみたいな勘はついてきてるし、これに困ったら、この人に聞けばいいみたいなリソースもある。
発信すれば、時には発信しなくても、
有難いことに救世主があらわれる。
それもタイミングよく。 
 
 
全部自分でできなくたっていいんだよね。
自分にできることとできないことを見極められれば。
 
そして、迷いそうになったら、本質に戻ってくる。
その繰り返しなんだな。

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